空気をデザインするということ

お久しぶりです、清水りょうです。街で僕を見かけて、ちょっと背が伸びたか?と思ったらどうかそっとしておいてやってください。きっとそれは会社勤めを始めてすっかり3キロも太ってしまい、行き帰りをずっとつま先立ちで歩くというダイエットに挑戦中なのです(ハイヒール履くとうんぬんという例のアレです)。声をかけられたら、とたんに恥ずかしくなって逃げてしまうかもしれませんしね!

さてさて、アクア所属になって約2週間半が経ちましたが、すぐにみなさんにご報告できるようなアウトプットがあるはずもなく。本日はインプットに関して書いてみようと思います。
先にもお知らせしましたが、デジタルサイネージを中心に先端コンテンツ技術をビジネスに活用する事業部におりまして。当然、商業施設やイベントプロモーションには深く関係していくことになります。しかしながら志して以来25年映像一筋でやってきたためか、時間経過の中での演出は強く意識するものの、静止した状態の美すなわち「デザイン」に関しては専業者任せにしがちでした。今後は企画提案にハードを設置した際の完成型が見えるビジュアルも含ませていければと思い、そういった面も改めて勉強していきたいと考えています。

そこで、日本空間デザイン協会の主催するセミナー『空気をデザインする』を聴講してきました。デザイン業界らしくとってもお洒落なおじさまおばさまに紛れ小汚い野良犬が一匹迷い込んだような肩身の狭さを感じつつも、たった1時間の講義でありますが何かを吸収しようと全身を耳にして挑んだ次第であります。
講師はベルベッタ・デザインの長谷川喜美氏。業界に疎いため存じ上げなかったのですが、かなりご高名な方のようです。詳細は彼女率いる会社のHPをご覧ください。
http://www.velveta.jp

講師を専門とされている方ではないのでわかりづらい点も多々ありましたが、第一線で成功なさっている方の「考え方」を感じ取れる場という意味では有意義だったのではないかと。以下、参考にしてみたいと感じられたことを挙げておきます。

●顔のストーリーづくり
魅せる空間を生み出すためには、顔のストーリーづくりが必要とのこと。ここでいう「顔」とは展示の「デザイン」の事ではないかと理解。つまり、なんとなくカッコイイじゃん?面白いからイイじゃん?ってことでモノをつくらず、ちゃんと考えようぜ!ってことでしょう。たぶん。
ストーリーとして3段階・・・
まずはそれと対峙する前段階で「期待感」を抱かせ、
それの前に立った際に改めて「発見や楽しさ」を感じさせ、
それを後にしても「印象や記憶」を残す。
これらをトータルに演出してはじめて、デザインというものが命を持つのだということ。これは課題を見つけることから始める広告映像企画の立て方にも通じるものがあります。僕がこれから手がけるであろうデジタルサイネージなどの媒体においてもソフト自体、コンテンツ自体の演出だけで満足してしまわず、その場に出会わせたユーザーの体感を考えることを大切にしていきたいと思います。

●時間を自分のものにする
長谷川氏は手帳に、実行する作業を細かく設定してその日一日に挑むそうです。打ち合わせとかそういうことは当然ですが、自らの作業の時間を細かく設定するということですね。
例えば僕なら今まで、手帳にこう書いてました。
「絵コンテ提出15時まで」
これを・・・「文字コンテ10時〜11時、コマ描き11時〜12時半、昼ごはん12時半〜13時、コピー候補出し13時〜14時、データ化&送信15時まで」とかそういうことでしょう。
結果までの道のりをもスケジューリングすることで、自分の作業ペースが細かく把握できる。忙しくなればなるほどそういった自己管理は必要で、確かにそれができていなかった僕は、過去に14作品同時進行した際にひとつだけやり残して大変なことになった経験があります(汗)。
やろう!明日から、なるべくやります!

あとこれは長谷川氏の作品ではないのですが、情報としてお教えいただいたもので・・・

○「食」も含めた五感体感型イベント
ミラノサローネ国際家具見本市2015 レクサス
http://openers.jp/article/964205
デジタルテクノロージがこれでもかこれでもかとイベントに取り入れられ、バーチャルリアリティやロボットなどばかりに注目しがちです。しかし、本当に体感するユーザーのことを考えるのであれば、アナログなことも忘れてはいけません。技術を活かすアイデアではなく、アイデアありきの技術であるべきです。

以上、簡単ではありますが僕が1時間で吸収してきたことをご紹介しました。今後も積極的に学びの場に出向き、世の中に貢献できるアイデアを生み出したいと考えています。

しかし、ミッドタウンもデジタルサイネージをありきたりの使い方でしか活用できていないようです。そして小洒落ていることで使いづらい設備もいくつか・・・


20150630-3