まばらなほしぞらにはなしかけて

最近、いや、もう数年か?
夜に眠れない人間になっていることに気づく。
散々酒をかっくらって寝てしまっても2時3時には目覚めてしまう。
そしてPCに向ってはネタになりそうな動画を探したり
アマゾンで様々なレビューを読んだりしている
(といっても読書家でないので買わないけど)。
何かひらめいたときはプロットを書いてみたりするが、
だいたいはカタチにならない。
今日も、地震で起きてしまった。
たぶん、そのまま朝まで起きているんだろう。
下の記事でも登場している黒いデブ猫の朝食が6時半なので、
だいたい4~5時くらいになると起きてきてそわそわしだす。
いつ飼い主がイスから立ち上がりいつものアレをくれるのだと見張っている。
ときに足下で、ときに膝上で。
仕事がある日はそのまま出かけることもあるが、
だいたいは明け方に寝て笑っていいとも!が始まる頃に起きる生活。
そんなかんじ。
コーヒーをいれて(といってもインスタントだから作る、が正解か?)
そのまま台所で一服することにした。
喘息治療には禁煙が必須だとわかりつつもやめられないでいる。
自分では一応禁煙に向けての意思があるので、
泉谷さんの弟さんに教えてもらったアメリカンスピリットに切換えている。
これなら並の自販機では売ってないし、コンビニでも置いていない所もある。
銘柄を決めてしまってこれ以外吸わない、無ければ入手できるまで我慢。
禁煙への遠い遠い、ちょっとした努力である。
さて、コーヒーをつくりに台所へ向う。
徒歩3歩、時間にして2秒もない。
案の定、タスマニアンデビル似の黒いデブ猫が寝ぼけ眼で駆けつける。
はやい。
主人がコーヒータイムと知ると、舌打ちして寝床に戻った。
これまたはやい。
ハチミツをTHERMOSのマグカップに注ぎ、コーヒーの粉くずを少々。
次に湯をいれる。
後にたっぷりのコンビニ牛乳をぶち込むわけだが、ここで問題が。
給湯器の具合が悪い。
これは今に始まったことではないのだが、気になる。
そう、深夜というのは、昼間には気にかけないことが気になる時間帯。
うちのマンションというにはおこがましいくらいの集団住宅では、
オーナーという洋風な響きには的外れな程の元住職が地主兼管理人であり、
なんとも手入れが行き届いていないので、
おそらくは貯水タンクが錆だらけなようであり、
それによって導かれる結果として、
給湯器が錆によって目詰まりするのだ。
まあつまり、何が言いたいかというと、非常に気になりだしたわけで。
工具箱からモンキーレンチを取り出し、
一本歯ブラシを犠牲にすれば少しは改善されると判っていつつ、
時間的にそんな大きな音をたてそうな作業はいかがなものかと悩んでおり。
タバコに火をつけて考えていると、ふと、
なんだか懐かしい気分に襲われた。
くだらない独自の禁煙法とか
飼い猫のちょっとした可愛らしい行動とか
深夜の意味もない執着とか
そんな自分の何かを誰かに伝えたくて役者を目指した中学生の頃。
生きている、ただそれだけが、
なんか大きなひとつのメッセージになるような気がして、
自己表現という言葉を実戦しようともがいていた。
結局、入った事務所はレッスン料を貪る悪徳事務所で、
エキストラであることを隠して参加した現場の自慢をする先輩とか
自称プロ俳優のバラエティ番組笑い声担当の先輩とか
そんなダメな大人になりたくなくて、見返したくて、
もっと根本的に表現行為を作り上げていくために
今の職を目指したんだっけか。
ああ、あれから20年か…時が経つのは早い。
そういえばその後、
高校の文化祭でクラスの出し物として演劇をやったっけか。
タレント事務所に所属してるなんて恥ずかしくて誰にも言えず、
それでも舞台に立ってみたくて勇気を出して挙手した覚えがある。
ライトノベルとかなら必ず恋愛などに発展するイベントなんだろうけど、
残念ながらそういった類の事には疎遠で。
そのかわり3年間をずっと共有する友達ができた。
大学入学で離れるも将来を語り合う仲間として関係は続いたけど、
就職して自宅にも帰れない程に多忙の日々を送るうち
完全に疎遠になってしまった。
あのとき、たまにくれた飲みの誘いを断らなければ
今もまだ何かを共有できたんだろうか?
ひとりは日本でも有数の起業家になって今でもメディアで見かけるけど、
他は何してるんだかまったくわからない。
ケータイアドレス変わりましたってメールがきてたけど、
そのメールがどこにいったかすらわからない。
おっと、一気に意識がタイムリープしてた。
でもまあ、こういうことだな。
こういう、リアル回想シーンにもあるようなすれ違いとか
それに伴う言葉にしづらい感情とか。
そんなのを表現したくて監督になったんだ。
特に訴えたい主義主張があるわけでもなく、
なんか、そんな自分の感じる些細な事を作品に込めたいという。
ここ数日はプロット書くためのテーマは何か悩んでたけど、
元々はそこに問題があったわけじゃなくて
初心を忘れていたことが不作の原因なのかもしれない。
日本の業界体制では残念ながら優れた脚本が書けでもしないと
一般もしくは異業種からの映画監督デビューは難しいけど、
まだ諦めてはいない。
とりあえず何か書こう…
そんな深夜のとりとめもない、思考。