スタッフと呼ばないで

現場よりケータイで更新していたのは
MV(ミュージックビデオ)撮影風景でした。
ミュージシャン本人は写真撮られても全然気にしない人なんだけどね。
わざわざブログに出してもいいかって聞く余裕もなかったし、
一応完成前ってこともあるので肖像権保護の為に引き絵です。
で、そのお方の頑張りは某サイトで後日書くことにして、
こちらは清水リョウのブログなんでスタッフの話をしよう。
主役は「スタッフ」と軽々しく扱われがちなおれ達だ!
いやぁ、頑張った。
時間も予算もタイトな中、かなりのクオリティが出せたと思います。
生っぽいことを言うとまたレーベル様から怒られるけど、
そもそもの依頼もそれを期待してのものだったのだろうし、
頑張ったんだからあえて公表しちゃう。
これは予算3倍以上の出来栄と言えるだろう。
それだけ無理をして、無茶な現場だった。
思えば若い頃からこんなことばっかだな。
友人・知人を巻き込んでは、ひとつひとつ作品を作ってきた。
予算が足りないときはおれがこっそりカードで借金をして
制作費に充てていたこともあったっけか。
それでも表現したいものがあるから!
しかし尚、欲張ってしまい、仲間にも作業的な負担をかけ……
いつしか清水の現場は毎度過酷なものに(汗)。
……なかなか報われないねぇ。認めてもらえないねぇ。
「すまん、予算はおろか…お支払いもままなりませぬ」
「いつものことでしょ。で、いくらあんの?ギャラ含めて」
「○○万………です」
「う~ん、あれもしたいし、これもしたいねぇ。
 いいや、オレのギャラ無しってことで」
これが、今回交わされた言葉。
アホです!おれ達、アホなんです!!!
レーベルサイドからは
「ビジネスなんだから無理せずなんとかしてよ」
※つまり予算はそのまま、でもギャラ無しは良心が咎める、
 でもでもクオリティは下げるなよ~
 という無茶苦茶なお言葉…に聞こえる(汗)。

って多々言われますが
……身を削るしか選べないでしょ、そりゃ。
それは悪いことなのか?
ウソをついて「これくらいしかできませんぜ、親分」と言って
うまく懐を満足させればそれでいいのか?
ものをつくるってどういうことなんだ?
おれは、おれ達は、限られた中で最善を尽くしたつもりだ。
こんな奴らを「スタッフ」とは呼ばせない。
その言葉はあまりにも軽々しすぎて嫌いだ。
まるで出演者や依頼主のために手足となる奴隷のような。
だから現場とかでスタッフと呼ぶ奴は信用しない。
人間と仕事してんだから名前くらい覚えろ。
せめて監督、撮影、照明、制作…等々、担当名で呼べ。
でなきゃいっそ、アホと呼べ!!!
……うーん、
とにかくもうちょっとおれ達の事を認めてくれてもいいんじゃねぇか?
どうなんだ、この世の中。
ま、そういうわけで撮影は無事終わりましたとさ。
写真は特機部が頑張って組上げてくれたレール。
急なデコボコ斜面にきっちりまっすぐ敷いてくれました。
この規模ではありえない参戦に感謝。
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最後に、たった16名の勇士達の背中です。
誰1人欠けても実現できなかった。
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追伸1:
もうプロデューサー兼務は死んでもやりません。
こんなアホなおれ達を優しく騙してくれるプロデューサー、
大募集中です。
追伸2:
似たような苦しみを抱えて戦っている漫画家さんのサイトを発見。
なかなか面白いのでオススメしてみます。
佐藤秀峰 on Web