バンドメンバー募集

このところシナリオの勉強も進まずに何をやっておったかと言うとですな
(正直、添削ポイントが基礎すぎて飽きてきた……)、
まぁ日常業務は勿論のこと
或るコンテストに応募用のシナリオに手をつけていたわけであります。
その名もショートストーリーなごやと言う名古屋を舞台にした映画制作企画なのですが
これが二段階に別れておりまして、
1、短編小説コンテスト
2、上記コンテスト受賞作品映像化の監督コンペ
といった具合。
僕はその監督コンペに運良く最終選考10名にまで残って
自費で名古屋まで面接に行ったわけですが、
結論から申しますとまたまた落選いたしました(汗)。
鼻にもかけられないならば次ステップへの意欲も簡単に湧いてくるのですが、
車酔いする体に鞭打ちながら高速バスに乗りノートPCに向かってシナリオを書き
暑い日差しの中先走ってロケハンまでしちゃった苦労が水の泡になった事を思うと、
宿泊交通費で痛手を追った財布と共に
悲鳴をあげたくなるくらい悔しい気持ちでございます。
今はちょっとした燃え尽き症候群的な脱力感に苛まれておりますので、
なんとか映画監督として成る夢を絶やさない為にも
過去C’s NEXTやデジタルショートアワードといった最終選考時の公開処刑同様
(これらは大きな映画館または劇場で大勢の観客の前で落選通告を受けるものでした)
自己の力量不足に対する不甲斐なさへの
自警を込めてここに撃沈したことを公表した次第です。
原作のあるものをシナリオに再構成することはなかなか難しいことではありましたが、
自分の想像力を用いて脳内で映像化していく作業は面白いものでした。
ゼロからまるで小説家のようにストーリーを作っていかなくてはならない
通常のシナリオ執筆作業よりはイメージが広がりやすく、
悩むポイントも普段よりも高尚な部分で悩めたような気がしています。
著作権法違反になるのでここにシナリオを公表することは避けますが、
もし可能ならば皆さんにご意見いただきたいくらいでした。
敗因は当然教えてはいただけないので真実は判りませんが、
あえて自己分析するなら2点。
ひとつはシナリオ化。
上記で自信があるような事を言ってしまいましたが、
果たしてその原作をシナリオ化した状態が最適だったかどうかは疑問が残っています。
だって……最終選考に残った時点で制作費を教わってしまったんですもの。
中途半端な商業映像監督である僕は、
頭の中でレジ打ちしながら執筆してしまうわけです。
できない事を省きできる事に替えるアイデアは尽くした。
でもそれが作品にとって良くなるものとは限らない。
そしてもうひとつはやはり、というか何というか。
プレゼンテーション能力です。
20人近くの職員さんの前に立たされ「それではプレゼンしてください」と言われ、
何も準備していない僕はきっと
いつもの野蛮な振る舞いで批判的な事を申したことでしょう。
この企画の意図がはっきりしない、それ次第で映像も変わる……
他の作品(小説は3作品あったがうち1つを指名)はこの予算じゃ面白くならない……
名古屋らしいとは何を持ってしてらしいのか答えてみよ……等々
振り返ってみると生意気だなぁ、自分(汗)。
さらにはシナリオも面接当日には間に合わず後日送付してるし、
確かにぐだぐだではあったわけで。
他人と同じように通勤電車に乗って真面目にやることができないから
今に至ってるような映像監督ってのはダメってことですな。
できる限り今後に活かせるよう努力する所存でありますです。
しかしここで個人的に不思議に感じることがあります。
人としてダメな自分は堕人間の烙印を押されてもしょうがないとは思いますが、
結局、監督業には「シナリオ執筆能力(引いて言えばストーリー産出能力)」と
「プレゼンテーション能力」の両方を求められているわけです。
あれれ、これは監督の作業なの???
シナリオ執筆はシナリオライター、映画化実現のプレゼンはプロデューサー、
とばかり思っていましたが、それに限らず求められています。
まして分業化がシステマチックに行われていない日本の映画産業では
撮りたい!と名乗りを挙げる監督自らが何でもこなせなくては認めてもらえない。
撮らせていただくチャンス自体が獲得できない。
というかなけなしの金を使って撮っちゃってから映画祭受賞でやっと認めてもらえる。
純粋に監督としての力量(映像的シーン構成能力や演出能力など)
は完成した作品以外、正確に測る術が無いからとも言えるのかもしれません。
シナリオ書いて、プレゼンして、映像化にこぎつけて……
その労を惜しむのであればすばらしい有能なパートナーを
常時確保しておくことくらいでしか解消されないのではないでしょうか。
勿論見渡せば役者も有能なマネージャーなくして仕事は入らないでしょうし、
カメラマンも良い作品に恵まれなければ評価されません。
それらはいわば、どのメンバーが欠けても成立しない奇跡のバンド結成なわけで。
バンドを組めないソロシンガーは作詞作曲能力と営業努力が必要なわけです。
今年、監督業10周年!
制作業や編集業に関してはそこそこの知識を得たつもりで、
それでもどこか
「なんで自分がここまでやらにゃあいかんのじゃ」と思うところがありました。
さらにシナリオの良し悪しまで求められちゃったらキャパオーバー!とも。
チャンスをなかなかモノにできない30半ばの人生、
運が無いだけと腐りかけておりました。
しかし!
これを機に認めることにします。
「なんでも屋こそ監督だ!」
今後とも、もがき苦しみながら頑張っていきますので、
どうぞ皆様よろしくお願い申し上げます。
そしてもし、僕とバンドを組んでくださる方がおりましたらご連絡ください(笑)。