監督と先生

前の記事にも多少関係するのですが、
僕は最近肩書きを『監督」と言い切るようにしてます。
このブログのトップにも書いてありますよね。
それは確か先輩の高橋伴明さんに
「映画じゃなくても君は立派な『監督』だよ」
と励まされたことに起因するのですが、
広告も音楽もドラマも…色々手掛ける割には
どのメディアでもスター★クリエイターとは言えない僕は、
どの肩書きをつけてもしっくりこなかったというのもあります。
それに肩書きをいくつも並べても権威を振りかざすみたいで嫌らしいし…
ん!?
ちょっと待ってください。
僕自身も少し毒されかかってましたが
『監督』って肩書き、偉そうですか?権威ですか?
思ってみれば撮影現場で、
日頃「清水さん」と呼んでいた方々が
急に「監督!」と言うのは何故でしょうか?
広告主を前にしての体裁の為?
僕がヘソを曲げないようにご機嫌取り?
何にせよ、敬語ちっくに使われていてとてもこそばいです。
同時にそんなことで気分がよくなると思われているなら不愉快です。
いつも通りでいいものを、まるで『先生』と呼ぶように使いますよね。
これ、間違ってると思うんです。
『監督』ってただの役割ですから。
It’s gonna be alright.とおっしゃった方は『先生』と呼ばれる方。
それでもその言葉の軽さを嘆いておられました。
『先生』という言葉は『監督』と違い、敬いの意が込められます。
ただ、その先生という言葉も乱用され、尊大さをひけらかす輩がいる、と。
先生と呼ばれるべき人間は上からの目線でものを言うのでなく、
他人と同等の立場に立って、かつ自戒せねばならない。
おごるな、監督。
僕らの業界内にも監督の立場にいるからと、
平気でわがまま言ったり怒鳴ったり偉そうにしてる奴がいっぱいいます。
そんなのがいるから、この『監督』という言葉が勘違いされるんです。
お前らは肩書きに頼っているハダカの王様じゃ!
だから、僕はあえて『監督』を名乗ります。
例えどうとられても、それは間違いではないという生き方をします。
でも、呼ぶときはできれば普段の呼び名でお願いします。
親しみを込めて『リョウさん』『リョウちゃん』も歓迎します(笑)。