Independent Tokyo 2021展示作品一覧

<清水 伶 / RYO SHIMIZU>

1976年東京生まれ。2001年より広告・ミュージックビデオの映像作家として活動。2018年より絵画表現も取り入れた現代美術家として再始動。ビデオにおけるノイズ、および絵画における筆跡や汚し等を、観賞者の先入観を阻害する存在と捉え積極的に表現に取り込み、見たままを疑うべきというメッセージ性を込めた作品を制作している。


<ステートメント>

あなたがこの会場で目にしている様々な造作物はアートの皮を被った何かなのではないか?そんな問いを投げかける。
無観客で行われた世界の祭典はメディアを通してのみ国民に伝えられ、まるで他国で行われているかのような錯覚さえ覚えた。SNSで盛り上がろうとも、その情報が正しいのか常に悩まされる。絵画もこのコロナ流行によりバーチャル空間での展示が増えたが、そこから伝わるのは平面作品の表層だけであり、絵の具の盛り上がりも作家の語るコンセプトも伝わらないままに選択眼を問われる。メディアの発達により便利になった現代では、かつて以上に「見分ける力」が求められるのだ。
清水伶は、ジェスチュラル・アブストラクションの技法を用いた荒々しいタッチでアートの皮を被ることを試みている。ジェスチュラル・アブストラクションとは、40年代に近代美術の中心地をパリからニューヨークへと移すきっかけともなった抽象表現主義の絵画技法である。美術史における様式を借用し、一種のゾンビとして復活させることは、このアートマーケットにおいてよくなされることである。モチーフを分解・再構築することで、本来鑑賞者が受け取るであろう形・色とは全く違った視覚情報を作り上げ、そこに描かれた本質は何なのか?鑑賞者が能動的に考えつかみ取らなくては読み解けない絵画に仕上げた。
今回のシリーズで表現するのは性と死である。人間の繁殖に関わる大切な行為である生殖は、時に犯罪行為と結びついてしまうが故に、公に表現ができない恥ずべきものとして扱われてしまう。死もまた、喜ばしくないものとして、忌み嫌われる。両者は絵画に表現するとたちまち敬遠されてしまうモチーフであるが、前述のアートの皮によりその過激さはなりを潜め、アートっぽい何かとして成立させられている。
つまり、今あなたが目の前にしている作品を一見して見たままに評価するならばそれはまんまと騙されているのだ。一旦、冷静になって絵の隅々まで目を凝らして、あるいは少し離れて薄目で見てみるといい、きっと目を背けたくなるモチーフが隠されている。
これらの作品に価値があるかどうかはあなた次第。なぜなら、ここに展示されたるはつまりガムテープで壁に貼られたバナナと同様なのだから。


THE SCENT OF HONEY
97 x 146cm / 2021 / Oil on canvas
¥300,000(税込、送料別)

LIFE
46 x 46cm、3枚組 / 2021 / Oil on canvas
¥200,000(税込、国内送料込)

THE SECRET GARDEN 2
91 x 73cm / 2021 / Oil on canvas
¥150,000(税込、国内送料込)

EMERGENCE
80 x 53cm / 2021 / Oil on canvas
¥130,000(税込、国内送料込)

BUD
53 x 45.5cm / 2021 / Oil on canvas
¥100,000(税込、国内送料込)

DEAR
24 x 41cm / 2021 / Oil on canvas
¥50,000(税込、国内送料込)

BLOOM
24 x 41cm / 2021 / Oil on canvas
¥50,000(税込、国内送料込)

RAINBOW
24 x 33cm / 2021 / Oil on canvas
¥50,000(税込、国内送料込)


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